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季節のまきどき

えんどう・スナップエンドウの種まき時期|関東・東北など地域別の目安

公開 2026年10月20日

えんどう・スナップエンドウの種まき時期|関東・東北など地域別の目安

えんどうの種まきには、秋まきと春まきがあります。どちらが向いているかは、住んでいる地域で変わります。関東・九州は秋まきが一般的で、北海道は春まきだけです(東北などの寒冷地は、春まきと秋まきの両方の目安が出ています)。

この記事では、えんどう(絹さや・スナップえんどう・実えんどう)の種まき時期を地域別に整理し、秋まきで失敗しやすい「冬越し」のコツと、支柱・整枝・収穫までをまとめました。

えんどうは3種類:どれを育てるか決める

タキイ種苗の資料では、えんどうは次の3つに大きく分けられます。種まきの時期は共通で、収穫のしかたがちがいます。

種類収穫のタイミング(タキイ種苗)
絹さや(きぬさや)さやの中の実が少しふくらみはじめたころ
スナップえんどう実が十分ふくらんで、さやが鮮やかな緑色になったころ。さやごと食べられる
実えんどう実がふくらんで、さやにしわが出はじめたころ

いずれも、とり遅れると硬くなります。若いさやで収穫するのが目安です(タキイ種苗)。

えんどうの種まき・収穫時期(地域別の早見表)

えんどうの秋まき・春まきの種まきと収穫の時期を地域別に示した横棒の図
えんどうの秋まき(黄色の行)と春まきの、種まき(青)と収穫(緑)。
地域春まき秋まき収穫
寒地(北海道)3月中旬〜4月中旬—6月中旬〜7月中旬
寒冷地3月上旬〜4月上旬10月上旬〜11月中旬春まき 6月上旬〜7月上旬
秋まき 4月下旬〜6月下旬
中間地2月下旬〜3月下旬10月中旬〜11月下旬春まき 5月下旬〜7月上旬
秋まき 4月中旬〜6月下旬
暖地2月中旬〜3月中旬10月中旬〜12月上旬春まき 5月中旬〜6月下旬
秋まき 4月上旬〜5月下旬

家庭菜園アプリ「まきどき|うえどき」の元データ(アタリヤ農園の栽培情報)による目安です。

タキイ種苗の資料では、一般地の露地栽培の秋まきは、10月中旬〜11月中旬が目安です。上の表の中間地とほぼ同じです。

秋まきと春まき、どちらにする?

  • 秋まき:寒さに強い小さな苗で冬を越し、春に収穫する。収穫は春まきより1〜2か月早い。関東以西(中間地・暖地)に向く
  • 春まき:冬越しの心配がない。北海道や、冬の寒さが厳しい地域に向く。収穫は初夏〜夏

タキイ種苗の資料によると、秋まきの種まきが早すぎると、冬の寒さが厳しい時期までに生育が進みすぎて、寒さで傷みます。反対に遅すぎると、初夏の気温が25℃以上になって急につるが枯れ上がり、収穫期間が短くなります。まく時期は、袋の適期を守りましょう。

種まきのやり方(直まきとポット育苗)

  • 直まき:1穴に3〜4粒(タキイ種苗)。鹿児島県の資料では1穴2粒、深さ3cmほど。本葉2枚ごろまでに1〜2本にそろえる
  • 水につけない:エンドウなどのマメ類は、水に浸してからまくと、急に水を吸って種の皮が破れ、発芽をそこなうことがある(タキイ種苗)
  • 鳥よけ:まいた後に不織布をベタがけするか、防鳥テープを使う
  • ポット育苗:鳥害を避けるには、6cmポットにまいて約30日育て、本葉3〜4枚で、根鉢をくずさずに植える方法もある
  • 畝:根は過湿に弱いので、高めのうねにする。マルチは雑草を抑え、水分と肥料をたもつ
項目目安出典
発芽適温18〜20℃(4℃以上で発芽が始まる)タキイ種苗
生育適温12〜20℃(25℃以上で草勢が弱まり、枯れ上がる)タキイ種苗
株間15cm(1穴2粒)鹿児島県
連作3〜5年以上あけるタキイ種苗

冬越しのコツ:苗を大きくしすぎない

秋まきでいちばんの山場が冬越しです。タキイ種苗の資料のポイントは次のとおりです。

  • 本葉2〜3枚のころが、いちばん寒さに強い。この大きさなら、マイナス7℃ぐらいまで耐える
  • 冬のあいだに生育が進みすぎると、寒さの害を受けやすくなる。大きくなりすぎたら、しっかり防寒する
  • えんどうは、一部の品種を除いて、生育のはじめに一定の低温にあわないと花芽ができない
  • 霜が直接あたると傷みやすい。株の上に笹ささの枝やわらをかぶせて霜よけをする
  • 寒さが厳しくなる12月下旬までに、トンネル支柱に不織布や寒冷紗をかける。冬は風が強いので、ハウスバンドなどで補強する
  • 2月中旬までに、うねの肩に速効性の肥料をやり、株元に土寄せする

春の管理と収穫:支柱・整枝・追肥

  • 支柱:竹を1株ごとにさす方法のほか、エンドウネットやキュウリネットを使う方法がある
  • 整枝:着果は、はじめに枝分かれした枝に多い。3月下旬ごろまでに出た枝を残し、それ以降に分かれた枝や花つきの悪い枝は、誘引のときに取り除く
  • 日当たり:日が足りないと実がつきにくい。つるを等間隔に配置して、光が十分あたるようにする。茎は中空で折れやすいので注意
  • 追肥:実えんどうとスナップは、さやがふくらむころに1回。絹さやは、土寄せのころ・開花期・収穫はじめの3回
  • 水やり:開花期に土が乾きすぎると花が落ちる。乾く日が続くときは水をやる
  • 害虫・病気:3〜5月にハモグリバエ(葉に白い筋がつく)、春先にうどんこ病が出やすい

まく日を記録しておこう

秋まきのえんどうは、種まきから収穫まで半年ほどかかります。家庭菜園アプリ「まきどき|うえどき」では、お住まいの都道府県を選ぶと、えんどうの種まき時期ととれる時期が地域に合わせて見られます。「わたしの野菜」に入れて、まいた日を記録しておけば、来年の目安にもなります。無料で使えます。iPhone は App Store、Android は Google Play で「まきどき」と検索してください。

出典

確認日:2026年10月23日(タキイ種苗・鹿児島県の資料とアプリの時期データで確認)。時期はその年の気温や畑の場所で前後します。種袋の適期もあわせて見てください。

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