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季節のまきどき

そら豆の種まき時期と育て方|遅れたときの対処と12月まきの注意

公開 2026年10月16日

そら豆の種まき時期と育て方|遅れたときの対処と12月まきの注意

そら豆は、秋に種をまき、小さな苗で冬を越して、春に収穫する豆です。まく時期が早すぎても遅すぎてもうまくいきにくいので、地域ごとの目安を知っておくことが大切です。

この記事では、そら豆の種まき時期を地域別に整理し、まき方・鳥害と寒さへの対策、そして「まきそびれた」ときにどうするかをまとめました。

そら豆の種まき・収穫時期(地域別の早見表)

そら豆の秋まきの種まきと収穫の時期を地域別に示した横棒の図
そら豆の地域別の種まき(青)と収穫(緑)。
地域秋まき(種まき)収穫
寒冷地9月下旬〜10月下旬5月下旬〜6月下旬
中間地10月中旬〜11月中旬5月中旬〜6月中旬
暖地10月下旬〜11月下旬5月上旬〜6月上旬

家庭菜園アプリ「まきどき|うえどき」の元データ(アタリヤ農園の栽培情報)による目安です。北海道(寒地)や、寒冷地の一部は、春(2〜3月)まきです。

タキイ種苗の資料では、一般地の露地栽培の種まきの目安は10月下旬〜11月中旬です。上の表の中間地と同じ流れです。

鹿児島県の作型:まく時期で収穫の時期が変わる

鹿児島県の、そら豆の4つの作型の種まきと収穫の時期を示した横棒の図
鹿児島県の4つの作型。家庭菜園の標準は「秋まき春どり」。
作型種まき収穫適地
夏まき冬どり9月上旬〜下旬11月下旬〜4月中旬南薩・熊毛、北薩の沿岸部
秋まき春どり10月中旬〜下旬4月上旬〜5月上旬南薩・北薩・姶良・曽於・肝属
秋まき春どり(遅め)10月下旬〜11月上旬4月下旬〜5月中旬同上
秋まき晩春どり11月下旬〜12月上旬5月上旬〜5月下旬北薩・伊佐いさ・姶良の冷涼地

出典:鹿児島県「有機農業の手引き『有機百培』」そらまめの項(品種は「陵西一寸」など)。夏まきと、10月中旬〜下旬まきの作型には、種まきの前に芽出し(催芽)をする工程があります。

家庭菜園で標準になるのは、秋まき春どり(10月中旬〜11月上旬)です。12月まきの作型は、県内でも寒い地域(冷涼地)向けとされています。

まき方:深くまかない、「おはぐろ」を斜め下に

そら豆の種は大きく、発芽には酸素と水分がたくさん必要です。タキイ種苗の資料と、鹿児島県の資料から、まき方のポイントを整理します。

  • 向き:黒いすじ(おはぐろ)を斜め下に向けて、土に差し込む
  • 深さ:深くまきすぎない。種の尻(上側)が地上にのぞくくらい(タキイ種苗)。鹿児島県の資料は「2cmほど軽く押し込む」
  • 粒数:1穴に2〜3粒まいて、本葉2枚ごろまでに1本にする(タキイ種苗)。間引くときは、残す株の根を傷めないよう、根元をハサミで切る
  • 水につけない:皮に傷をつけて一昼夜水につける方法は、かえって発芽が悪くなる(タキイ種苗)
  • 発芽適温:15〜25℃(10℃以下と30℃以上では発芽率が悪くなる)

鳥害と寒さ対策

  • 鳥害:そら豆は種が大きくて栄養が多いので、鳥にねらわれやすい。まいた直後に不織布をベタがけするか、テグス線を張る(タキイ種苗)
  • 育苗して植える方法:6〜9cmのポットにまいて、本葉2枚ごろ(約20日)に、根鉢をくずさずに植える(タキイ種苗)。鳥害を避けたいときに向いています
  • 寒さ:本葉5枚ぐらいまでの小さい苗は寒さに強い。逆に、冬に大きく育ちすぎた株は寒さに弱くなるので、無理な早まきはしない(タキイ種苗)
  • 防寒:寒さが厳しくなる12月下旬までに、トンネル支柱に不織布や寒冷紗をかける。冬は風が強いので、ハウスバンドなどで押さえる

まき遅れたときの対処:日付の目安表

「10月下旬を過ぎてしまった」「11月も終わりそう」。そんなときは、資料の期間を目安に判断します。

いまの時期中間地暖地
10月中旬〜11月中旬適期。そのままじかまき10月下旬から適期
11月下旬適期をすぎた。ポット育苗も使って、早く植える適期の終わりぎわ。急ぐ
12月標準の時期ではない。期待は低めに標準の時期ではない。期待は低めに(鹿児島県の12月の作型は冷涼地向け)

そら豆は20℃以上では生育が衰え、暑さに弱い(タキイ種苗)野菜です。春に気温が上がる前に豆を太らせたいので、遅まきになるほど不利になると考えられます。まき遅れたら、鳥害対策と防寒対策(不織布)をしっかりして、収穫は少なめでも育ててみるという気持ちで取り組むとよいでしょう。

育てるときの注意と収穫

  • 連作を嫌う:そら豆やえんどうなどのマメ類は、3〜5年以上あけて栽培する(タキイ種苗)
  • 枝の整理:1株から10〜15本の側枝が出る。草丈が50〜60cmになったら、太い枝を残して6〜7本にする(タキイ種苗)
  • 追肥:開花のはじめごろと、さやがふくらむころの2回(タキイ種苗)
  • 水やり:花が咲いて実がつく時期は、水が切れないように(タキイ種苗)
  • 収穫のサイン:上を向いていたさやが下に垂れ、背のすじが黒褐色になったら収穫どき(タキイ種苗)
  • 病気・害虫:アブラムシがウイルスを運ぶモザイク病に注意。10〜12月に多い年があるので、生育のはじめに飛来を防ぐ(タキイ種苗)

まく日を記録しておこう

そら豆は、種まきから収穫まで半年以上かかります。家庭菜園アプリ「まきどき|うえどき」では、お住まいの都道府県を選ぶと、そら豆の種まき時期ととれる時期が地域に合わせて見られます。「わたしの野菜」に入れて、まいた日を記録しておけば、来年の目安にもなります。無料で使えます。iPhone は App Store、Android は Google Play で「まきどき」と検索してください。

出典

時期はその年の気温や畑の場所で前後します。種袋の適期もあわせて見てください。

確認日:2026年10月16日(タキイ種苗・鹿児島県の資料で数字を確かめました)

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